プロジェクト概要
こちらはRPA内製化支援にて、エンドユーザー様と弊社エンジニアが伴走開発にて作成したRPAのご紹介です。
内製化支援は研修やチャットサポートだけでなく、ユーザーとエンジニアがともに開発する伴走開発により、挫折することなく開発完了できる仕組みです。
支援概要
本プロジェクトでは、以下の体制で開発支援を行いました。
- エンドユーザー:30代女性・20代男性 プログラミング/RPA経験なし
- RPA教育:Zoom集合研修と無制限のチャットサポート
- 開発支援:Zoomで画面を映して伴走開発。週1-2回/1時間の支援を実施し、約2か月で完成
業務概要
自社システムに登録されたインシデント情報をダウンロードし、要約・レポート化する業務です。
成果物のレポートは、インシデント対策MTGにて使用されます。
「情報の要約」はRPA単体では困難なため、社内AIを使用して要約することに成功しました。
- 使用ツール:Uipath StudioX(RPA)
- 使用システム:業務システム、Chrome(社内AI)、GoogleDrive、スプレッドシート、Excel
- 開発形式:エンドユーザー開発支援
- 開発期間:2か月
- 削減時間:年間114時間(2.5時間/週→10分/週に短縮し、工数を95%削減)
課題
業務課題
- 手作業で月平均10時間ほどかかっていた。件数が多いとさらに工数が増え、負担感がある。
- 要約や分類を人手で行うため、担当者によって粒度や表現がばらつきがあった
- インシデント分析や対策検討といった重要業務に時間を割きたいのに、レポート作成に時間を奪われていた。
これらの課題はRPAで解決できます。
| 課題 | Before | After |
|---|---|---|
| 作業時間 | 10時間/月 | 40分/週 |
| レポート品質 | 人により品質に差がある | AIにより品質を平準化 |
| 重要業務の時間 | レポート作成が重要業務を圧迫 | レポート確認のみで重要業務に集中 |
内製化課題
以下のような不安がありましたが、弊社の内製化サポートで開発に成功しました。
- RPAやプログラミング経験がなく、RPAを開発できる自信がない。
→研修とチャットサポートに加え、現役エンジニアが一緒に開発してくれるので挫折せずに完走。 - 通常業務と並行してRPA開発を進めるため、時間確保が難しく開発完了できるか不安。
→毎週サポートMTGを開催することで、忙しい方でも着実に開発を進めて完了できる。
経験豊富な現役エンジニアとマンツーマンで開発を進めることで、品質の高いRPAをユーザー自身が開発し、更にスキルを高めることができます。
このような支援を複数回実施し、開発のコツを掴んでいただくことで、1人称で開発できる人材に成長します。
お客様の声
支援を受けたユーザーにインタビューした内容をご紹介します。
30代女性
最初は「自分にRPAが作れるのだろうか」と不安でした。でも植田さんがRPAの画面を一緒に見ながら解説してくれたので、少しずつ理解が深まりました。
完成したロボットが実際に動いたときは、本当に感動しました。今は毎週2-3時間かかっていた作業が10分で終わり、会議前に慌てることがなくなったのが一番の変化です。
20代男性
これまでプログラミングに触れたこともなく、「エラーが出たらもう終わりだ」と思っていました。でもチャットで質問すればすぐに回答をもらえたので、なんとか開発を続けられました。
いつも丁寧に教えていただき、本当にありがとうございました。今回の経験で「自分でも開発できる」という自信がつきましたし、次は別の業務にもRPAを応用してみたいと思っています。社内で知識が残るのは内製化の大きなメリットだと実感しました。
お客様から「助かった」「自分にもできた」といった声をいただくたび、私たちも本当に嬉しく思います。
今後も現場で困っている方の力になれるよう、全力でサポートしていきます。
まずはお気軽にご相談ください。